1956年式356Aタイプ登場でエンジンキーが変わりました。 それまでの「ボタン式」セルモーター始動スイッチから、現代式のセルモータースイッチ内臓式、いわゆる普通のキーに変わります。しかしながらエンジンキーとドアキーは別々です。
1957年T-2モデルからはまたもや変更で、ドアキーも変わり、エンジンキーとドアキーが共通に変わります。 ドアハンドルの角型から丸型に変わった時点で、シリンダーの形状を変更して、エンジンキーと同一になったわけです。

写真上側が新型の丸みのあるハンドル、下が角型ハンドル
このときにシリンダー形状とその受け側であるロックシリンダー内臓のノブの形状も変わり、まったく違うキーを使うことになりました。下写真はプリAの角型ノブ。
こちらの下の写真は丸型ハンドルのノブでまったく違い互換性はありません。
プリAから1956年Aタイプ初期までのドアキーは共通です。下の写真はドイツ製のスペアキーでファクトリーキーにはメーカーの名前がはいりません。
エンジンキーはプリAから56年に変更で、次の57年も違います。 ~55、56、57~.の3年間に3種類のエンジンキーがあるという、やはり、56年から57年にかけてはまたもや、ややこしいキーの設定になっています。下の写真は55年までのプリA用のドイツ製スペアキーです。

ここで以前に質問をいただいたこともあるロックシリンダーの写真です。 下の写真は角型のハンドルに57年式以後のシリンダーが付いています。 数台を見たことがあるのですが、パーツリストに登場しない、謎のハンドルです。 おそらく57年のT-2前後だと思うのですが、取替がどこかでなされているのか、新車からなのか???
56年までのドアキーとT-2以後のキーを並べてみると長さの違いと、わずかな溝の違いがあり、よく似ていますが共通ではありません。
それとキー溝に位置についていえば、356のドアシリンダーはロック状態が縦になります。 プリAとT-6以後の356ではこのとおりで間違いないく、開放状態では横になるのが一般的ですが、これもロック状態が横の356を、特にAタイプに多く見ることがあります。 どちらが正解なのか・・・
まだまだ、この世の謎は続くので、いろいろな356をもっと見ないといけません。 そういえばJFKの資料は生きているうちに見ることは出来そうもないし・・・
ちなみに宣伝ですが、スペアキー作成を始めました。 ドイツ製のスペアキーを使用してオリジナルの雰囲気のキーにされてはいかがでしょう。 ご用命ください。
1957年以後の356キーはポルシェマークの入る純正品を用意しております。
国産キーカット共2.000円
純正キーベースのみ4.800円 ドイツ製スペアベースのみ3.500円 カット800円~
キーナンバーによるスペアキー作成 特注 6.000円~
ドアキー分解による左右シリンダー合わせ 特注 20.000円~
国産キーも在庫がありますので非常時のスペアキーとして保管用にいかがでしょうか。
本年もありがとうございました。新年度もよろしくお願いいたします。
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