燃料コックの補足の蛇足
タンク・燃料コックは2つに分かれた吸入口が付いていますが、短いほうが補助吸入口=RES の入り口です。
長いほうがメインの吸入口=AUF(ドイツ語のOPEN)です。
補助=Rは燃料タンクの「一番下」から吸い込むので、当然ながらタンク内に溜まったあらゆる物、タンクのサビとか水分とか、さまざまなものたち、たとえば
補修で使ったつもりのシリコン接着材(実例・・・ほとんどの接着剤はガソリンに溶けるので使えません)とか、
ウェスの切れ端(実例・・・なぜか大きいハンカチ風)とか、
スーパーマーケットの値段ステッカー(実例・・・買ったばかりの給油ポンプでガソリンを入れたから剥がれたんでしょう)とか、実にもう、何でも吸い込んでしまいます。
そんなわけで燃料コックは、かならず詰まります。
直径は外形7ミリ!のパイプですから、ほんとに小さなゴミで、一発で詰まります。 そのため写真の奥にあるような「長い銅のアミ」をかけて、ゴミの吸入を防いでいます。 このアミが付いていないと、すぐに詰まり始めるので、T-5までの356ならタンクの中を見ることが出来ますので(だからT-5までのタンクが好き)、たまには燃料タンクをのぞいてみましょう。 アミが付いていない場合、残念です。 コックを全て外さないとアミは付きません。![]()
ついでに書きますと、燃料内の水分などが気になるようでしたら、走りながら処理をしましょう。 長いこと補助=Rを使っていないとタンク内部にたまった水分はそのままタンク下に残っていたり、わずかなサビがタンク内には浮かんでいますので。
これは機械式の燃料ポンプ(オリジナル)を使っている356に限った話ですので、電気式の場合はまた別の方法を考えないといけません。
高回転でエンジンを回しているときは燃料を大量に使っているので、「高速道路」に限りますが、下り坂などで補助=Rにコックを回してみます。
軽い水分が出てきたり、補助=Rがつまり気味だと、10秒前後(回転による)ですこしエンジンがぐずりますが、そのままエンジンを惰性で高回転で回していると、やがて水分とか小さなゴミはキャブレターからエンジンで燃やされて、何事もなく、普通にエンジンが回ります。 ガソリンスタンドで水抜き剤を売りつけられる心配もなくなり、経済的にも、断る気分的にも気分がいいです。![]()
このとき、高速で走りながらでも燃料がまったく来なくなるような症状が出た場合、すぐにメイン=Aに戻すと、燃料ポンプは数秒で燃料を吸い上げるので、エンストまでは行きません。 が、数秒でもエンストに近くなりますので、左側を走りながら、交通量の少ない高速道路でテストするのは、もちろんですし、危険性もありますので自分自身の責任でテストしてください。
高速道路で詰まる症状があるなら、コックの分解が必要ですが、燃料タンクの内部も気にかけておいたほうが良いでしょう。
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コメント
いつも詳しい情報ありがとうございます。356B初心者なのでとても勉強になります。これからも色々と教えてください。
投稿: RYO | 2008年4月11日 (金) 14時01分
ありがとうございました。
この二週間、今週にかけて、まったく更新する時間がありません。 次回は来週になんとか作りますのでまたおいでください。
投稿: 山五郎 | 2008年4月11日 (金) 17時38分