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2008年2月 4日 (月)

356の新車保証書

Sany1648 販売広告を出していた1964のSCエンジンです。 このSCにはとても時間が掛かってしまい、半年以上の修理期間がかかりました。 多くの方にお問い合わせをいただき、ありがとうございました。

ボディは良い状態でしたので、塗装を一皮むいての磨きだしと、基本の塗装仕上げで新ペイント同様にできました。

電装品は、過去の修理がうまくなくて、いつも問題がどこかにある部分ですから、ジェネレーターのメッキレストア、オリジナル・ブラックボックスレギュレター、セルモーターO/H、ブラウプンクト・ラジオを含んで、全ての電装品の配線加工、取替で仕上げました。 ブレーキは当然、キャリパーのO/Hをして、ベアリングなどの問題部品、クラッチは全部交換、ミッションなど走行装置も点検整備をしてあります。

このSCにはなんで時間が掛かったかといいますと、どうしてもオリジナルのクランクケースでエンジンを組み立てる、という理由がありました。 

実は、この車には新車で納車されたときの、USAディーラーの新車保証書が付属していました。 1964年4月2日に、ハリウッド・ロデオドライブの顧客に販売されていて、車体番号とエンジン番号が明記されていました。Scservicebook1 

Sany1870 そのエンジンがバラバラ、かつオリジナルのクランクケースが使えない状態で付属していました。 

クランケース内部が加工業者の採寸ミスにより、基準ベアリングの限界を超えて、変なサイズのオーバーサイズに削り込まれていたのです。  一箇所だけのダメージを受けることはよくあり、こういった場合は内部を溶接してからオリジナルサイズに研磨しなおすのですが、今回は全部のベアリング部分なので、修理業者が日本には見つからず、海外で修理をしてもらったのですが、その時間がずいぶんと掛かってしまったのが原因です。

Sany1431 Sany1270 新車保証書が付いたSCをオリジナル状態に戻すことが出来て、一安心できました。 

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